日本在住の受講生様に、日本の雰囲気を伺うと、
やはり大変さが伝わってきます。
「アメリカにいるあなたに何がわかるっていうの?」
と思う方もいらっしゃるでしょうから、
今日は私の話をしてみますね。
コロナと言っても、現在このメールを読めているということは、
ご病気になってないと思いますから、
恵まれている今の状況に感謝した方がいいとおもいます。
わたしは、2018年12月6日に顔の右側が顔面神経麻痺になり、
今もそれと戦いながら生きています。
他人から見ると「あっそう」で済みますが、
顔がある日突然、右側がぐにゃっと下がったんですよ。
そのまま3年以上がたちました。
今までどれだけの労力をかけて元に戻そうとしたか、
本人でないとこの気持ちはわからないです。
最初の頃は鏡を見ながら泣いていました。
でも、神経がないわけですから、
右の眼からは涙が出なかったのです。
この病気になって3か月目に、アメリカ人夫が日本に迎えに来ました。
気が付いていないはずはないのですが、
彼は一度も自分から私の顔のことを話したことはありませんでした。
自分からある日夫に、「顔のことどう思う?変でしょ?醜いと思わない?」
と言いましたら、
「君ほど僕にとって美しい人は居ないよ」と言いました。
当時も、涙が流れてきましたが、やはり、右の眼からは涙が出ませんでした。
(現在はちゃんと出るようになりました)
そして、当時、顔が早く治るように応援してくれる人が追加であらわれました。
サンフランシスコのドクターですが、夫と一緒に応援してくれていて、
本当に親身になってくれていました。
時々、電話で経過をお話ししましたが、「眉がなかなか上がりません」というと、
「あせらないようにしなさい」と元気づけてくださいました。
それでも、顔が元通りにならないで長期間って、とてもしんどいものでした。
この一連の話から何がいいたいのかというと、
ご自分が病気だということではないですので、
周囲のニュースなどで沈まないでください。
万全の対策をして、できる限りのことをされてください。
しっかりと的を得たことをすれば、成果はきっと出ます。